2009年8月 のアーカイブ

ソープランドとは?

2009年8月22日 土曜日

ソープランドは、後述するように1980年代になってからの名称で、以前は「トルコ風呂」(しばしば略して「トルコ」)と呼ばれていた。

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古くは、1932年に発表された小説 『上海』 (横光利一) に、「トルコ風呂」についての記述がある。女性がマッサージをする蒸し風呂が当時の上海にあり、日本でも知られていた。もともと中東地域の伝統的な公衆浴 場(ハマム)は蒸し風呂(スチーム・サウナ)で、中では垢すりのサービスが行われていたので、これが20世紀初頭まで中東随一の大国であったトルコの名前 で日本に紹介されたものとみられる(もっとも、中東では男性客には男性、女性客には女性の垢すり師がつくのが原則である)。

日本で初めて「トルコ風呂」と呼ばれる個室浴場の店舗が誕生したのは、1951年4月1日、東京都東銀座に開店した東京温泉である。経営者は現代史 の怪人とも呼ばれる許斐氏利で、射撃の日本代表選手として海外渡航した際にスチーム・サウナに感動し日本初の「トルコ風呂」を開業したという。これはサウ ナ施設がメインで、女性(ミストルコ)がマッサージサービスを行うものであった。無論、女性は着衣であり、性的なサービスも厳禁とされていた。

性風俗の激戦化

週刊現代のトルコ風呂専従記者であった広岡敬一によれば、以下のように述べられている。

  • 1953年、都内20店、全国70店に拡大。 手を使って男性器を マッサージし、快楽に導く「スペシャルサービス」(おスペ)が売り物になりミス・トルコの呼び名も広がっていく(トルコ嬢の名は、本番サービスが主流に なって以降)。 当時は「体を売らない」という信条もあり指技以外の行為を求められることは恥とする気風があったとされる。
  • 1958年、売春防止法が施行。 赤線廃止にともない赤線女性のトルコ風呂流入。 同年は、都内33店、全国は100店を超える。
  • 1960年、さらに全国的に店舗が増加。都内67店、全国167店舗。 ただし関西方面では、旧赤線を引継いだ蒲団売春が残っていたため増加傾向やサービスの過激化は、関東が主流となる。
  • 1966年、トルコ風呂が風俗営業法の適用を受ける。またこの年初めて正確な調査が行われた。全国706店(内、東京都208店、神奈川県54店、千葉28店、北海道25店、福島県7店、岐阜30店、福岡18店)という結果であった。
  • 1969年、川崎堀之内に開店した川崎城に勤めていた濱田を名乗る女性が「泡踊り」と呼ばれるサービスを考案。
  • 1970年、週刊大衆、アサヒ芸能、週刊現代の順にトルコ風呂に関する記事が大きく展開されていく。

改名問題

「トルコ風呂」が性風俗店の名称として大衆化されるとともに、主に日本に在住・滞在するトルコ共和国出身者の間で、日本の性風俗店に自国の名称が使 われていることに対する反発がつのっていたが、1984年、日本(東京大学)で地震学を学んでいたトルコ人留学生ヌスレット・サンジャクリが当時の厚生省 に名称変更を訴え出たことが発端となり、この問題は広く公になった。そこで、「東京都特殊浴場協会」が「トルコ風呂」に代わる名称を公募して、1984年 12月19日、「ソープランド」と改称した(「トルコ風呂」名称問題も参照)。なお、当時ヌスレット・サンジャクリがトルコ風呂の名称問題で相談していた のは小池百合子で、そのことを1985年4月11日毎日新聞夕刊で認めている。

風俗店とは?

2009年8月22日 土曜日

風俗店(ふうぞくてん)とは、一般に性的なサービスを与える店の事。性風俗店。主に法律上「性風俗関連特殊営業」に分類されている店を指す。

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元来風俗とは、生活上見られる風習や慣わしの事を意味する。ダンスやマージャンなど、善良な風俗に影響を及ぼすとされた営業が「風俗営業」として警
察の許可を要するようになり、1980年代に流行したノーパン喫茶、テレクラなど性風俗の多様化と共に、これら性風俗営業の店が単に「風俗店」(フーゾク
店)と呼ばれ一般に定着してきた。

法律の観点では、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風適法)において性風俗関連特殊営業に含まれる業種・店舗を一般に風俗店と呼ぶ。ピンクサロン、セクシーパブ等は、法律上風俗営業(接待飲食等営業)となり、性風俗関連特殊営業とは区分されているが、実際には性的サービスが行なわれていることが多いため、一般にはこれらも風俗店と呼ばれる。ただし、同じ風俗営業でもクラブやゲームセンター・パチンコなどは、一般に風俗店とは呼ばないが、法律上は風俗営業である。

江戸時代には、城下町の外や街道沿いの宿場町に遊郭が設けられ、制限された地域に立地していた。戦後は赤線地帯に立地が制限された。近年では、飲み屋が集中する歓楽街の中や隣接地に立地する事が多い。

現在日本においては、風適法第28条の定めにより、官公庁施設や学校・図書館・児童福祉施設から半径200m以内において新たに店舗型性風俗関連特
殊営業を行うことは禁止されている(対象施設の設置前から既に営業している店に関してはその限りではない)。また別途都道府県条例によって対象施設を追加
している場合も多い。

日本では性風俗店以外に性的サービスを行っている所は少ないが、アジアの各国では、理髪店や喫茶店、カラオケボックス、スポーツジムなどが売春のための施設を併設しているところがあり、日本のように自治体の条例などの規制が進んでいない場合が多い。

今日の風俗店にはサービス内容により様々な店がある。女性が男性にサービスする業態の店がほとんどであるが、中には男性から女性へのサービス、ニューハーフから男性へのサービス、男性から男性へのサービス、女性から女性へのサービスなどの業態も存在する。

サービスの内容は、アダルトビデオを個室で鑑賞する店から、実際に性行為を行う店まで幅広い。日本では売春防止法の制定により、売春サービスの提供
を業務として行うことは禁止されており、性風俗店で性交を行うこと(本番行為)は禁止されている。しかし実際にはソープランドでの本番行為は黙認されてい
ることが多く、建前上は店は関知していない(女性店員と男性客の合意の上で行われる営業外行為とみなされる)ことになっている。日本では本番行為が行える
所はソープランド以外少なく、逆に非本番系風俗の業種が豊富である。